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LIXILは、キッチン、バスルーム、トイレ、シャワー、水栓、洗面台、ドア、窓、床材や収納家具などのインテリア建材など、水まわり商品と住設商品を扱う日本のメーカーで、世界150カ国に展開しています。LIXILは、GROHEやAmerican Standardなど、業界で最も信頼されているメーカーを傘下に置いています。
LIXILではキッチンやバスルームなど様々な製品の作図を高速に処理する作図システム「Automatic CAD Engine(ACE)」を自社開発し、運用していました。
LIXIL製品の需要が高まるにつれ、営業・マーケティングチームから毎日何千もの製品図面依頼があり、依頼が多い時間に処理が滞る場合がありました。そのためシステムにはスケーラビリティが求められていました。また、障害が発生した際にはリカバリに時間を要してしまい、図面の返却を待つ間に生産性が低下していました。1日3万人が利用するため、上記の課題解決に加えて作図スピードの向上が必要だった。
LIXILは将来の事業拡大を見据え、より拡張性の高いクラウドへの移行を計画し、予想される依頼の増加にも対応できるようにACEにAPSのソリューションを導入しました。
ACEは、当社のData Management APIを利用し、作図に必要なファイルをクラウド上で一元管理します。
ユーザーの作業はシンプルです。製品の見積りを作成した後、ボタンをクリックするだけでACEはDesign Automation for AutoCAD APIで図面を作成し、すぐに図面を取得することができます。ワークフロー全体をクラウド化し、Autodesk API を利用した自動作図により、作図時間が 15% 削減された。
最も複雑な図面では、2倍の30%の時間短縮を実現しました。ACEは労働力やインフラが少なくて済むので、LIXILは年間10万ドル規模のコスト削減も実現しました。また通常の2倍の依頼量が発生した日であっても実際に処理能力を低下することなく図面を作成することができました。これらによりLIXILは、ビジネスの成長に対応し、高品質の図面をより早く正確に顧客に提供することができます。
「2D図面の自動作図サービスにAPSを導入し、マイクロコンポーネントかつスケーリング可能なシステムの開発に成功しました。LIXILの製品提供においてAPSは非常に重要な役割を担っています。」 - 株式会社LIXIL マーケティングシステム部 菅野 寛史氏、ACEチーム