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JFE エンジニアリングは、プラントおよび施設に関する設計・調達、購買、建設、運用、メンテナンスの各サービスを提供しています。日本に本社を置く JFE エンジニアリングは、NKK(日本鋼管)と川崎製鉄の統合によって生まれた JFE ホールディングスを親会社として 2003 年に設立されました。JFE エンジニアリング グループは約 10,000 人の従業員を抱え、そのうち約 4,000 人が JFE エンジニアリングで働いています。同社はエネルギー、環境、都市インフラ、産業機械の大手企業であり、リサイクル、発電、電気、廃棄物処理、上下水道、パイプライン、発電施設、橋梁、鉄骨構造物、産業機械の分野で活動しています。
JFE エンジニアリングは、データすべての保管にクラウド ストレージ システムである Box に頼っています。プロジェクト開発と運用において、関係者は頻繁に、3D モデル データに簡単にアクセスできることが求められます。Box は 3D モデル ビューアをサポートしていますが、JFE エンジニアリングが主に使用しているソフトウェアである Navisworks、Revit、および IFC 形式の 3D モデルを表示することはできません。この問題に対処するために、同社のエンジニアは高性能 PC にインストールした専用の 3D ビューアで 3D モデルを表示するか、3D 表示機能を備えた別のクラウド サービスに 3D モデルをアップロードすることになります。この手順の繁雑さと手間はエンジニアがプロジェクトで 3D モデルを活用する意欲を削ぎ、2D の紙ベースの図面が標準として残ることにつながり、時間とリソースを無駄に消費するだけでなく、プロジェクトのフィードバックとコラボレーションを複雑にしていました。
JFE エンジニアリングは、2D 図面には将来性がないことを認識していたため、関係者に 3D モデルの利用を促すために、3D モデルの表示とチェックを簡単にサポートする環境を開発する決断を下しました。要件はいたってシンプルです。あらゆるデバイスでブラウザベースの Web アプリケーションを使用して、Box 内のモデルを直接表示できること、というものです。これには、さまざまなファイル形式を表示でき、操作しやすく、カスタマイズ可能で、スケーラブルであることが求められました。さらに、低コストであることと、Box 以外のライセンスや専用マシンが不要であることも条件でした。
このような条件を満たしていたのが、Forge です。JFE エンジニアリングは、Forge プラットフォームを Box に組み合わせて、アップロードしたファイルを Model Derivative API で変換することで、オフィスでも現場でも、さまざまなデバイスの Web ブラウザから Forge Viewer を使って 3D モデルを表示し、操作できるようになります。
Model Derivative API は 70 種類を超えるファイル形式を変換できるため、面倒な手順なしですぐに作業を開始でき、追加のライセンスやハードウェアも不要です。また、複数の関係者がモデルを同時に見ながら、マークアップ機能を使用してリアルタイムでコラボレーションを行うこともできます。結果として、プロジェクト ワークフローの変革、データの一般化、プロジェクト完遂までの時間短縮、エラーとコストの削減を達成できました。
Forge による主な成果:
「Forge は、エンジニアが 3D モデルを扱う際に欠くことのできないプラットフォームです。」 — JFE エンジニアリング株式会社技術本部、ICT センター長、粕谷英雄氏