EvolveLAB

EvolveLAB 社は、AEC クライアント向けの設計テクノロジー サービスを提供し、データに基づく設計およびコンピューターによる建設への移行を支援し、効率と費用対効果に優れたサステナブルな建築設計戦略を実現します。 EvolveLAB 社が提供する Revit ライブラリと最新アプリのスイートは、ワークフローの合理化と結果の改善を目標として設計されており、AI によるアイデア出し、ジェネレーティブ デザイン、自動ドキュメント作成、相互運用性などの機能が含まれています。

課題：手間のかかるビジュアライゼーション プロセスが概略設計時の意思決定を阻害している

手間のかかるビジュアライゼーション プロセスが、概略設計時の意思決定を阻害しています。 リアルなモデル イメージを作成するには、設計者がマテリアルと照明の詳細をすべての設計オプションとサブオプションに手動で適用する必要があります。このレンダリング プロセスには数週間から数ヵ月を要する場合があり、完全に省略されることもあります。 その代わり、設計事務所はムード ボードやスケッチに頼るようになりますが、これらにはクライアントやその他の関係者が情報に基づいて意思決定を行うための視覚的な詳細情報が欠けています。

ビジュアライゼーション プロセスを迅速化するため、EvolveLAB 社は建築設計者が設計のアイデア出しに AI を活用できるように、AI レンダリング ツール Veras を開発しました。 しかし EvolveLAB 社は、概略設計時に高品質なビジュアライゼーションを実現するため、自社のレンダラーと Autodesk Forma を接続する方法を必要としていました。

APS ソリューション：Forma の統合により、AI 支援のレンダリングを概略設計に組み込む

EvolveLAB 社はオートデスクの Forma SDK を使用して Veras と Autodesk Forma の概略設計ワークフローを接続し、プロジェクトの作成の初期段階に AI 支援の反復レンダリングを導入しました。 Forma のベース モデルを使用し、設計者はジオメトリのタイプや建築のスタイルから、マテリアル、景観、気候条件に至るまで、どのように設計を進化させるべきかを Veras に伝えます。 数秒以内に高品質のレンダリングが生成され、設計者はそれを基に検討し、設計を進めることができます。 検討は Forma 環境で直接行われます。

Forma インダストリー クラウドでデータが同期されるため、ベース モデルとレンダリングは Revit での詳細設計フェーズに簡単に移行でき、設計者は下流の設計プロセスに至るまで継続的に Veras を使用してレンダリングを行えます。

Forma と Revit の統合により、クライアントと関係者とのコミュニケーションが向上し、早い段階での合意形成と意思決定が容易になります。

ビジネスの成果：

• Veras と Forma の統合によって高速レンダリングを実現。クライアントによると、2 週間かかっていたレンダリング時間が 30 秒に短縮
• 概略設計時のアイデア出しの改善により、設計の早い段階におけるクライアントとのコミュニケーションおよび意思決定が向上
• 同じシードからレンダリングすることで、異なる季節ごとに複数のイメージを生成
• Veras を Forma および Revit とシームレスに統合することで、コンセプトから詳細設計まで迅速なビジュアライゼーションを実現

APIs and Services

Forma API