Autodesk App Store AutoCAD および AutoCAD 業種別製品

オートデスクが必要とする情報の大部分は、コンテンツを申請する際に記入する Web フォームを介して収集されます。その際には、製品のダウンロードに含まれる、オンライン表示可能な HTML「クイック スタート」ページを生成するための情報も収集されます。その他に、次の要件があります。

互換性

対象製品は、AutoCAD® 2024 または以下のいずれかの AutoCAD 2024 業種別製品に関連するもの（および AutoCAD 2024 業種別製品と共に使用可能なもの）でなければなりません。：

AutoCAD® Architecture®、AutoCAD® Electrical®、AutoCAD® Mechanical®、AutoCAD® MEP®、Civil 3D® および AutoCAD 2024 製品がサポートするすべての Windows オペレーティングシステム上で動作する必要があります。

1 つまたは複数の業種別製品との互換性を示す場合、それらの製品でアプリをテストする責任があります。AutoCAD® 2023｜2022｜2021｜2020｜2019（または上記の業種別製品）との互換性を示すこともできます。

ユーザー権限

ストア アプリの既定のユーザー権限は、Windows 7/8.1/10/11 管理者ユーザーです。インストーラの実行には、管理者権限が必要です。

製品の安定性

製品には安定性が必要です。不適切と見なされる動作が発生したり、AutoCAD の動作が不適切に変更されるものであってはなりません。例えば、標準機能をブロックする、別のプラグインの機能をブロックする、データ消失の原因となるなどが該当します。

AutoCAD のリボンバーに製品の UI 要素を追加するには、製品に部分 CUIX ファイルを含める必要があります。これについては、次のセクションで詳しく説明します。

HTML ヘルプページ

アプリの申請時に提供するドキュメント情報は、標準形式の HTML ページの作成に使用されます。この情報によって、ユーザが製品の使用方法をすばやく理解できるようにする必要があります。この標準 HTML ドキュメントからは、追加情報（Web サイトに掲載された追加のヘルプ ファイルなど）を参照することができます。

すぐに実行できる

製品はインストール後すぐに利用できる必要があります。ユーザーが手動でファイルをコピーまたは登録したり、AutoCAD の設定（サポートパスなど）を手動で編集したりする作業をなくす必要があります。後述する自動ローダーの仕組みは、これを避けるのに役立ちます。

ライセンスシステムを使用する場合は、ユーザーが製品をインストールするとすぐに実行できるようにする必要があります。つまり、あなたのアプリケーションは、インスタントアクティベーション(たとえば、オンラインアクティベーション)を可能にするか、あるいは、顧客にアクティベーション情報を送信するのに十分な時間の猶予期間を設けて、フル機能の使用を可能にしなければなりません。

自動ローダー システムを使用する

プラグインのデプロイには 自動ローダー メカニズムを使用することを強くお勧めします。自動ローダー バンドルに必要なフォーマットに関する情報は、AutoCAD 2024 のヘルプ ファイルに含まれています。ヘルプで、「プラグイン アプリケーションをインストール、アンインストールする」または「appautoloader」を検索してください。また、DevTV –Autoloader Format Explained（自動ローダー 形式の説明）ビデオでは、.NET、ObjectARX、LISP、CUIX プラグインの簡単なサンプルを紹介しています。

Autodesk App Store で入手可能な無料のプラグインをいくつかダウンロードして、それらのフォーマットについて調べることもできます（例えば、XrefStates）。

相互運用性ガイドラインに従う

ユーザーがインストールすると考えられる他のプラグインと自分が提供するプラグインが適切に機能するかどうかを確認する方法がいくつかあります。詳細は、ObjectARX SDK のヘルプ ファイルに含まれる『ObjectARX Application Interoperability Guidelines（ObjectARX アプリケーション相互運用性ガイドライン）』を参照してください（ObjectARX download からダウンロード可能）。ただし、相互運用性ガイドラインは ObjectARX SDK に含まれていますが、これらのガイドラインの多くはすべてのプラグイン タイプに適用されます。これらのガイドラインを読まずに既にアプリケーションをデザイン済みの場合でも、心配はありません。あくまでもガイドラインであり、要件ではありません。ただし、次のプロジェクトを設計する際や、既存のプロジェクトを更新する際には、これらを考慮することをお勧めします。

ディマンド ロードを使用する

AutoCAD の起動直後に ObjectARX または .NET プラグインを読み込む必要がない場合は、必要な場合にのみプラグインを読み込むようにデザインします。通常は、コマンド呼び出し時に読み込みます。こうすることによって、インストール済みプラグインが AutoCAD の起動パフォーマンスに与える影響を最小限に抑えることができます。自動ローダー システムを使用すると、プラグインを構成するさまざまなコンポーネントのディマンド ロード設定を簡単に設定できます。

リボン バーを使用する

アプリケーションへのリボン バー要素の追加には部分 CUIX ファイルを使用する必要がありますが、その方法はプラグインのデザインによって異なります。少なくとも、プラグインで定義されたメイン コマンドを呼び出すためのパネルか、ブロック ライブラリの使用方法を説明するヘルプ ファイルを表示するパネルを、それぞれのプラグインまたはブロック ライブラリの[プラグイン]タブに追加する必要があります。これらのガイドラインとともに投稿されているビデオ「DevTV - Creating a Partial CUI（部分 CUI を作成する）」では、メイン CUIX に定義済みのタブにパネルを追加するための部分 CUIX ファイルの設定方法を説明しています。

通常、パネルを 1 つのみインストールするプラグインの場合は、そのパネルを [プラグイン] タブに追加します。

複数のリボン バー パネルを作成するプラグインの場合は、そのプラグイン専用の新しいタブを作成すると便利です（通常は、プラグインの名前をタブ名に使用します）。

部分 CUIX に他の UI 要素（メニューバーやツールバーなど）を追加することもできますが、その場合でも、基本的なリボン バー UI は設定しておく必要があります。

AutoCAD に統合されない製品には、追加要件はありません。該当する製品は、電子ブック、ビデオ チュートリアル、業界固有の計算ツールなどです。

ADN チームは、Autodesk App Store でのパブリッシャーとしての成功を支援します。本ガイドラインおよび Autodesk App Store Publisher Center のその他のドキュメントをご確認の上、ご不明な点がございましたら、appsubmissions@autodesk.com までメールでお問い合わせください。