はじめる準備はできましたか?
アカウントを設定して無料サブスクリプションを開始すれば、Autodesk Platform Services を無料でお試しいただけます。設計・エンジニアリング データを使用して構築できるソリューションについて学べるリソースをご覧ください。
Forge のシステム インテグレーターである ekkodale GmbH(旧 CAD-Development)は、BIM(ビルディング インフォメーション モデリング)およびデジタル化への取り組みに関して建設業界の企業をサポートすることに特化したソフトウェア開発企業です。ドイツに本社を置く ekkodale は、顧客が社内ワークフローの最適化、プロジェクト情報の管理、手動プロセスの自動化などを行えるカスタマイズ性の高いソリューションを開発しています。同社はこの製品から自動化およびデジタル化ソリューションを抜き出し、それを特定の課題を解決するための Web ソリューション、スタンドアロンのツール、およびアドインとしてさらに発展させて、企業向けに販売しています。
ekkodale は個別のソリューションに加えて、BIM プロジェクトにおける情報管理に特化した leaDE というプラットフォームを開発しました。leaDE によって発注者情報要件(EIR)が Web からアクセスできるように連携されるため、関係者全員がプロジェクト全体を通じていつでも必要な情報を提供できます。所有者の要件に合致する有効な情報のみを入力可能とすることで、モデルをチェックする際のトラブルを避けられます。leaDE は BIM 360 ソフトウェア上で動作し、Forge Viewer API を利用します。
ekkodale は世界中の建設業界関係者に向けたサービスを提供しており、顧客は巨大な製造業者から大手設計会社までさまざまですが、主なターゲットは MEP(機械、電気、配管)です。ekkodale は、全面的に自動化およびローカライズされた製造業者向け BIM コンテンツ配信に長年取り組んできました。同社は常にこの市場の発展に尽力し、安定したインテリジェントなモデル、明瞭なプロセス、信頼性の高い情報を提供できるようになることを目指しています。ekkodale の活動は建設物のライフサイクル全体を対象としており、EIR と BIM の実行計画(BEP)の初期定義、BIM モデラー向けソリューション、BIM2field および MEP プレファブリケーション、設備管理が含まれます。
世界の建築、土木エンジニアリング、建設(AEC)業界の多くの企業が BIM を標準として導入するようになったことで、ekkodale はクラウドベースの BIM コンテンツの処理および自動化ソリューションの可能性とメリットを探り始めました。地域ごとのデータ保護規制もあり、当初は顧客の抵抗を受けたものの、同社は少しずつ受注に成功し、顧客のプロジェクトをクラウドに置くための、最も効果的な方法を探る取り組みを加速させていきました。Forge プラットフォームは、スケーラビリティ、柔軟性、時間の短縮を提供する最も競争力のある選択肢として登場しました。
ekkodale が取ったアプローチの大きなポイントは、革新的なツールを自社の既存プロセスに統合したことです。同社は小規模な会社であり、リソースが限られているため、同社は自分たちの活動をできるだけシンプルでわかりやすいままにすることを目指し、車輪の再発明にならぬよう、まだ存在しないソフトウェアの開発にかかる時間と費用に焦点を絞りました。しかし、同社はこの発想に至る前から、顧客が 3D モデルを Web ブラウザで表示できるようにする独自のビューアの作成に着手していました。その傍らで Forge Viewer も検討していましたが、当時の API はチームの要件を満たしていませんでした。その後、ekkodale は API が大きく改善された Forge Viewer を再検討し、これが要件を満たしていると判断します。数週間で Viewer API をプロセスに統合し、実運用を開始したため、社内版のビューアは不要になったのでした。
AutoCAD と Revit に関する開発を長年続けきた同社のチームは、Forge Automation API のスケーラビリティと柔軟性も高く評価しています。Forge では Revit のプロセスをクラウド上で実行できるため、製品を購入する必要もなく、デスクトップ PC を並べた部屋を運用する必要もないので、ekkodale も顧客もコストを下げることができます。また、すべての顧客のワークフローを Forge 上に実装できることもメリットの 1 つです。Forge Model Derivative API では 70 種類を超えるモデル ファイル形式を変換できます。あらゆる接続デバイスの任意の Web ブラウザで Viewer API を使用し、変換後のファイルを 3D モデルとして表示することができます。Forge Viewer でカスタムの拡張機能や自動化されたジオメトリ作成が必要な場合でも、ekkodale は webgl ベースの開発における必要な経験を持っています。
ekkodale が顧客に力強いソリューションを提供する上で Forge が役立ったことを示す顕著な例の 1 つが、ドイツの天井冷暖房ユニット製造業者 Frenger SYSTEMEN BV の事例です。2020 年、Frenger は、顧客から、設計者がモデル作成の際に使用する情報として同社のパネル ユニットの BIM コンテンツを引き当てられるようになっていました。Frenger の製品は空間冷暖房の要件に基づいて緻密に設計されています。それぞれのソリューションは独自で、数十万通りの組み合わせがあるため、手動で BIM コンテンツを作成することは現実的ではなく、Frenger は大きな課題を突き付けられた形でした。
これに対して ekkodale は、ユーザーのローカル マシンにプラグインをインストールする必要のない、Web ベースの環境を開発しました。バックエンドは、ユーザーの入力を評価するルールベースの意思決定エンジンで構成されています。入力作業は、Frenger の顧客の BIM 設計者が Web ベースのフロントエンドにユーザー登録して行います。空間情報と計算の要件は、顧客のプロジェクト レベルで入力されます。結果として得られたコンテンツの処理をユーザーが開始すると、ルールが評価され、Forge Revit Automation API に送られます。この Automation API が独自の Revit コンテンツを処理します。顧客は Web インターフェイスを通じてコンテンツをダウンロードし、プロジェクトに使用できます。全面的に自動化され、スケーラブルなこの Forge ベースのソリューションにより、Frenger は大きな人的投資や BIM チームの新設をすることなく、個別の BIM コンテンツを提供することができます。今まで Frenger の従業員は、顧客の要求に手動で応える必要がありました。現在の同社は、個別のコンテンツを手動プロセスなしで毎日 24 時間提供しています。
Forge プラットフォームが提供するこの機能により、消極的な ekkodale の顧客にプロトタイプを提供するという必須の手順が簡略化され、顧客の信頼を勝ち取ることにつながり、利益の大きいプロジェクトを立ち上げることができています。ekkodale は、Forge プラットフォームがほぼどのような顧客環境とも統合できるという信頼の下、実装対象である自動化、表示などのワークフローに集中できます。また、同社は将来を見越して、デスクトップ ソリューションから離れてさらにクラウド化の進んだシステムに移行する計画を持っています。
Forge による主な成果:
「すべてのお客様のワークフローを Forge テクノロジーの上に実装することができます。堅固な基盤であると言えます。」— ekkodale GmbH マネージング ディレクター、Tim Hoffeller 氏
「Frenger SYSTEMEN BV により、当社は BIM コンテンツを生成するためのコンフィギュレーターをお客様に提供できるようになりました。ekkodale と Forge プラットフォームのおかげで、当社が関わることなく設計者自らが操作を行って Revit ファミリーを生成し、作業を進めることができます。これにより、オブジェクトをモデル化する時間が短縮され、コスト効果が向上するため、当社は時間とリソースを節約することができます。」—Frenger SYSTEMEN BV 社 CEO、Klaus Menge 氏